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とっつきにくいCDNの課金方法を攻略!〜Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう第4回〜

  • 公開日:2018年12月11日
  • 最終更新日:2025年05月27日

CDN(Content Delivery Network)のメリットや活用のポイントをお届けしている本連載、連載第2回はCDNのメリット・デメリットについて、連載第3回ではキャッシュ設定すべきファイルの選定方法についてご紹介してきました。連載第4回となる今回は、CDNの料金体系ということで、複雑になりがちなCDNの課金体系をご説明したいと思います。

CDNについて詳しく知りたい方へ

CDNについて基本的な仕組みや導入のメリットなど、分かりやすくまとめました。
CDNの身近な例や仕組み、メリット、デメリットなどを説明しています。ご興味ありましたら下のボタンをクリックしてフォームに進んでください。

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目次

    CDNの料金体系

    CDNの料金体系は提供事業者によって様々なものが存在します。ここではその中で代表的なものをご紹介します。CDNの課金方法はこんな種類があるんだな、というぐらいで読んでみてください。

    転送量課金

    CDNの課金方法で最も一般的なのが転送量課金です。多くの事業者が1GiB(ギビバイト)あたり○円といった課金方法になっています。GB(ギガバイト)とGiB(ギビバイト)の違いについては後ほど詳しくご説明します。

    転送量課金では、月間合計転送量で課金額が変わる場合があります。月に転送したデータ量が5GiBであれば10円/1GiB、100GiBであれば8円/1GiBといった具合です。要は使えば使うほどお得になるプランということですね。さくらのCDNウェブアクセラレータでは1GiB 5円(税込)という比較的低価格でサービスを提供していますが、他社の場合、月間転送量が10TBの場合は1GiBあたり10円近い価格設定のところ、5PBを超えると3円程度まで下がるという場合もあります。ウェブアクセラレータは比較的安い価格を誰でも享受できるのと比べ、他社では多く使えば使うほど(支払い金額が大きくなればなるほど)安くなる仕組みになっています。CDNはサービスの乗り換えハードルが低いサービスですので、自分の用途や使用データ量に合わせて事業者を選ぶのが良いでしょう。

    注意する必要があるのは、転送の種類です。キャッシュサーバからインターネットへデータを送信する場合(アウトバウンドトラフィック)に課金するのが一般的ですが、インターネットからキャッシュサーバへデータを受信する場合(インバウンドトラフィック)にも課金される事業者があります。これも、自分のサイトのトラフィック傾向次第で課金額が変わってきますので事前のシミュレーションが大事です。

    オリジン転送量課金

    第1回でご説明したとおり、CDNはキャッシュサーバで構成されておりオリジンサーバからデータを取得しなければいけません。この、オリジンサーバへデータを取得しに行く際の転送量に課金される場合もあります。オリジンとキャッシュサーバ間でのデータのやり取りは、キャッシュ時間を長くすればするほど少なくなりますので、こうした課金を節約するためにはキャッシュ時間を長くするのがポイントとなります。

    さくらのCDNウェブアクセラレータではオリジン転送量課金は行っていません。

    トランザクション数課金

    リクエスト数課金とも呼ばれる課金方法で、リクエスト1万回あたり5円といった形で課金されます。動画などを配信する場合は転送量による課金額が多くなりますが、ウェブサイトのCSSやHTML、小さい画像などを大量に配信する場合はトランザクション数課金の額も考慮する必要があります。

    また、トランザクションがSSL/TLS(httpsのURL)を利用する場合、料金がさらに加算される事業者もあります。サイトを常時SSL化している場合はこちらも考慮する必要があります。トランザクション数課金を行っていない事業者もありますので、小容量で多リクエストのCDN利用を考えている場合は検討してみてください。

    さくらのCDNウェブアクセラレータではトランザクション数課金は行っていません。

    定額課金

    従量課金が多いイメージのCDNですが、定額課金の事業者ももちろん存在します。ただし、定額課金の場合はネットワーク帯域やキャッシュ容量などに制限がかかっている場合がありますので契約時に注意しましょう。

    従量制になると社内の決裁が通しにくい、クライアントに納得してもらえないといった場合がありますが、定額制だと多少割高でも安心して利用できますね。

    図にまとめると、このようになります。インターネット側、オリジン側、回数、容量で課金されることがありますが、どの事業者も全て必要なわけではなく個別に設定されているので、利用前に確認する必要があります。例えばさくらのCDNウェブアクセラレータではインターネット側アウトの容量のみに課金する形になっていますので、オリジンとの通信やインターネット(イン)の通信に関してはお金はかからないことになります。

    CDNの料金見積り時のお役立ち情報

    CDNは、多くの場合従量制の料金体系を採用しています。もちろん、エンドユーザにとっては定額である方が敷居は下がりますが、CDNの事業に必要不可欠なネットワークトラフィックは従量的にコストがかかる場合が多いため、そのままエンドユーザにも従量制で課金している事業者が多いのが現状です。いくつか課金方法をご紹介していますが、根幹はアウトバウンドトラフィックの転送量課金になりますので導入を検討しているのであれば、自分のサイトの転送量を把握しておいた方がいいでしょう。

    データ量の計算方法について

    ここで、CDNの利用時に大切なデータの計算方法をおさらいしておきましょう。スマートフォンのストレージ容量などで、128GBと書いてあるのに、実際にスマートフォンの設定画面で見ると119GBと表示されていて、「なんだよ128GBないじゃないか!」と思ったり、1TBのハードディスクを買ってきてフォーマットしたら931GBと表示されて「あれ?残り70GBどこいった?」と思った経験がある方も多いのではないでしょうか。
    ※iOS11以降は10進に統一されたため設定画面でも仕様の容量と同じ容量が表示されるようになっています。

    これはファイル容量の計算方法の違いと、OSによって表示方法が違うことに起因します。
    GB(ギガバイト)とGiB(ギビバイト)の違い
    1GB = 1000MB = 10^9Bytes
    1GiB = 1024MB = 2^30Bytes
    となり、変換時にはややこしい計算方法があるのですが、Googleで「GB GiB 変換」と検索すると変換ツールが表示されるのでこれを使いましょう。

    1ギガバイトは0.931ギビバイトとなり、1ギビバイトは1.074ギガバイトとなります。

    さらにややこしいことに、Windowsではエクスプローラー上はGBと表示しているものの、実際の数値はGiBで計算しています。1TBのハードディスクを買ってきて取り付けると931GBになるのはこのためです。さくらのCDNウェブアクセラレータでは1GiB(ギビバイト)あたり5円(税込)と定義していますので、GiBで計算します。事業者によってGBで計算するかGiBで計算するかが異なる場合がありますのでご注意ください。GiB、GBで書かれている場合もありますし、10進/2進、1000単位/1024単位などと表記される場合もあります。

    CDNサービスを利用したい時に集めておきたい情報

    • 月間の転送データ量
    • 月間のリクエスト数
    • http/httpsどちらを使っているか
    • ピークトラフィック(Mbps/Gbps)

    お客様からはどれぐらいのPVまで耐えられるの?という質問を受けることが多いのですが、PVというのはサイトによって異なる相対的な数値のため一概に「○○PVまで大丈夫です!」と回答することはできません。どれだけのトラフィックに耐えられるかという観点では、CDNではピークトラフィックの帯域を用いる場合が多いです。ピークで○○Gbps出るんですが大丈夫ですか?などと聞いていただけると回答しやすいので覚えておきましょう。

    また、帯域の計算を間違うことが多いので、計算方法もご紹介しておきます。

    容量3MBのページに秒間30アクセスある場合(ざっくりの計算です)
    3MB×30=90MB/秒

    ここで、ピークトラフィックは90Mbpsです!と回答してはいけません。90MBのMBはMegabytesなので、これをMegabitsに変換する必要があります。90MB/s=720Mbps(1バイトは8ビットですので8倍にします)となりますので、このサイトのピークトラフィックは720Mbpsの帯域が確保されていればさばけることになります。この計算の落とし穴は最後の変換を忘れると帯域が少なく出てしまい、実際に自サイトのトラフィックを流すと溢れてしまうことです。くれぐれもご注意ください。Googleの単位変換ツールはMB/s→Mbpsへの変換もできますのであわせてご利用ください。

    転送データ量課金を見積る時は、逆に転送量を使用しますので……
    容量3MBのページが月間1,000万アクセスある場合。
    3MB×10,000,000=30,000,000MB=30TB(テラバイト)=30,000GB(ギガバイト)=27,939GiB(ギビバイト)
    というわけで、このサイトを丸ごとさくらのCDNウェブアクセラレータで配信した場合は、27939×5=139,695円(税込)となります。余談ですが月間1000万アクセスでこのぐらいの課金額になりますので従量制と言ってもそこまで恐ろしいものではないことはおわかりいただけるかと思います。

    第4回のまとめ

    さて、今回はCDNの課金体系と見積り時のお役立ち情報についてご説明しました。CDNはレンタルサーバやVPSのように定額でサクッと簡単に借りるというのは難しいものですが、料金体系を理解できればある程度見積りもできますし、シンプルな料金体系のCDNも多数あります。1GiB 5円(税込)とリーズナブルに利用できるさくらのCDNウェブアクセラレータもぜひ検討してみてください。500GiBまでは無料で利用できる割引が初期設定されていますので気軽にお試し利用ができます。次回、第5回は具体的にCDNを利用する時の設定方法をご紹介していきます。

    連載:Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう

    CDNってそもそも何?なんかサーバの負荷が下がるって聞いたんだけど!〜Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう第1回〜

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    CDNのメリットとデメリット〜Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう第2回〜

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    知らないと怖いキャッシュ対象の選び方〜Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう第3回〜

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    実際にCDNを使ってみよう!DNS設定からキャッシュ配信まで一連の設定をご紹介〜Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう第5回〜

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    レンタルサーバで提供されるキャッシュ機能の違い〜Web制作/運営の幅が広がるCDNを知ろう第6回〜

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    構成・執筆

    谷口元紀

    さくらインターネット株式会社にて、さくらのレンタルサーバやコンテンツ配信(CDN)チームに所属。サービス企画やビジネス推進などの企画系業務を担当しています。

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